教育事情
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ケベック州における教育上の特色
ケベック州では、人口の約8割がフランス語を母語としており、1974年から州の公用語はフランス語のみとなっています。
2022年6月に成立したケベック州法14号にて改正されたフランス語憲章84条1項によれば、ケベック州に一時的に滞在する特定の外国人労働者の子女は、最大3年間まで、幼稚園から中学校までのケベック州内の英語系公立学校及び州政府から補助金を受ける私立学校に通学が可能となっていますが、当該例外条項は更新が不可とされています。この結果、親の就労ビザが3年未満の場合(例えば1年)、親の就労ビザの有効期間が上記の例外規定の上限となり、当該子女については通学許可の期間を更新することが認められず、(例えば、親の就労ビザが1年ならば1年で)英語系公立学校からは転校する必要が生じます(政府の補助金を受けていない英語系私立学校に転校することは可)。ケベック州当局からは、一時的滞在を予定していて同伴する子女を英語系公立学校に通学させることを希望する場合、就労ビザを取得する際は、可能な限り有効期間3年のものを取得することを推奨されています。
【フランス語憲章】(英語ページ)https://www.legisquebec.gouv.qc.ca/en/document/cs/c-11
なお、CEGEP(注:ケベック州独自の学制で、2年制の大学進学前課程と3年制の専門課程がある)でも、英語での授業を認める学生数の上限設定やケベックの英語話者を優先することとなっているため、外国人の子の入学余地が限定される可能性があります。
当地における日本語教育について
1 日本語補習校施設
- モントリオール日本語補習校
場所:ケベック州モントリオール - ハリファックス日本語補習授業校
概要:生徒数は小中学生あわせ約20名。授業時間は毎週土曜日9時半〜11時半。国語を中心とした授業。運動会や書道教室などの季節の行事なども実施。
場所:ノバスコシア州ダートマス
2 その他の日本語教育施設
- モントリオール日本語センター
概要:幼児部(年少、年中、年長)、児童・中高等部(小1から高校3年まで)、成人クラスの3部構成。授業は毎週土曜日の午前中。授業は『日本語のみ』で行われ、また季節や文化に関連した行事なども行う。保護者が家庭で日本語サポートを行い、センター運営に協力できることを必須条件とする。
場所:ケベック州モントリオール - ケベック日本語センター
場所:ケベック州ケベック市 - セントジョンズ日本語文化教室
概要:子供たちへの日本語学習・日本の文化への理解を通じ、交流を深めることを目的としています。
生徒数は10人前後、ボランティアベースで隔週日曜日、1時間半の活動を行っています。
場所:ニューファンドランド・ラブラドール州セントジョンズ - モンクトン日本語センター
概要:2014年3月設立。月2回授業実施(現在はオンラインにて開講)。満2歳からグレード12(高校修了時)までが対象。家庭で日本語サポートを行い、保護者がセンター運営に協力可能であること。日本文化への興味を引出すこと、生きた日本語を使うことに主眼をおいた授業内容を提供。
場所: ニューブランズウィック州モンクトン
【参考情報】オンタリオ州キングストン日本語教室を立ち上げられた、クイーンズ大学の青木恵子先生とヨーク大学の三井先生のウェブサイト「日本語で育てよう!」
現地の教育施設(保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校など)
外務省のウェブサイトをご参照ください。
諸外国、地域の学校情報