伊澤総領事挨拶 (メールマガジン2019年8月号)

 先月のご挨拶で「モントリオールもいよいよ夏を迎えました」と書いたにもかかわらず,ここ数日は朝晩気温も下がり,「え,もう夏も終わりなの」という気持ちになります。赴任した頃,「モントリオールは冬が長くて,6月になると突然夏になりますよ」という話をよく聞いたのですが,30度以上の高温多湿の夏を「夏」として経験してきた日本人の肌感覚としては,「モントリオールの夏は短い(,けれど快適だ)」というのが日本人一般に対する正確な説明だと思うようになりました。

 短い夏ではありますが,色々なお祭りを楽しませて頂きました。3日は「祭りJapon」に参加させて頂き,初めて御神輿を担ぎました。先日は,サン・ヴァランタン村主催の観光促進事業の一環で,夏祭り最中のサン・ジャン・シュウ・リシュリューにて初めて気球に乗りました。色とりどりの巨大な気球が一斉に空に飛び立つ光景は絶景です。明日は,オタクトンのコスプレ大会に参加します。至る所で日本に対する関心の高まりや日本人との交流に対する期待を強く感じ,大変うれしく思います。

 また,お祭りではありませんが,5日(日本では6日)に,広島(そして長崎)の原爆慰霊のために,植物園の日本館で平和の鐘をつきました。式典には想像していなかった程の多くの方々に参列して頂き,核廃絶,平和への願いは日本もカナダも共通だという思いを強くしました。

 今月終わりには,憲仁親王妃(高円宮妃)久子殿下がプリンスエドワードアイランド(PEI)州を御訪問される予定です。妃殿下の今回のカナダ御訪問の趣旨は,カナダ他都市における日加修交90周年記念行事及びPEI州でのルーシー・モード・モンゴメリ記念ヘリテージパーク開園関係行事への御臨席です。日加親善のための重要な御訪問ですので,現地での受け入れに遺漏無きを期そうと思います。

在モントリオール日本国総領事
伊澤 修