伊澤総領事挨拶 (メールマガジン3月号)
令和3年4月19日
日本では桜の開花が伝えられ始めました。モントリオールでも春の日差しが感じられるこの頃ですが、皆様、如何お過ごしでしょうか。
3月に入り、コロナウイルスの感染がようやく落ち着いてきた感じがします。また、カナダ全土でワクチン接種が大規模に進められていますが、ケベックでも最近は1日3万人を超えるペースでワクチンが接種されています。ワクチンの供給が十分になされれば、単純な計算ですが、ケベックでは1か月に百万人以上の市民がワクチン接種を受けられるようになります。続けられている隔離策とワクチン接種が効果をもたらし、一刻でも早く、私たちの生活が「普通」に戻れるようになることを祈念しています。
日本では3月は卒業式の季節ですが、モントリオールでも日本語補習校と日本語センターで生徒が卒業します。この1年、コロナウイルスのために対面授業がかなわず、オンライン授業という状況の中で、生徒達は大変な思いをして勉強を続けてきました。また、オンライン授業を余儀なくされた先生方や学校事務局の皆様のご苦労やご父兄の支援も並々ならぬものであったと思います。皆様のご尽力のおかげで、こうして生徒たちが卒業を迎えることができて、本当に良かったと思います。コロナウイルスという逆境下でも勉強を最後まで継続することができたという経験は、将来、生徒たちにとって貴重な人生の糧となることでしょう。
在モントリオール日本国総領事
伊澤 修
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