伊澤総領事挨拶 (メールマガジン1月号)

令和3年2月16日

皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。今年の冬は寒さもそれ程厳しくなく、雪も少なく、穏やかな年末年始でしたが、新年早々、ケベックではコロナウイルスの拡大を受けて、夜間外出禁止令を含む厳しい措置が実施されました。昨年から実施されてきた限定的な隔離措置ではウイルスの拡大を防げず、昨年末にはモントリオールでも新規感染者が一千人を超えていましたので、今回の措置はやむを得ない措置だと思います。

この措置を受けて、総領事館でもテレワークの全面的な実施により、オフィスでの業務を必要最小限まで縮減しています。しかしながら、領事事務を含め、邦人の皆様方のニーズに直結する業務につきましては従来通りの対応を維持していきます。

厳しい隔離措置を実施するとともに、ケベック政府はコロナワクチンの大規模接種を進めていて、ここ数日では毎日1万人の市民に対してワクチン接種が行われています。これまでに既に10万人以上の市民がワクチンを接種しました。ケベックは、厳格な隔離措置の実施と大規模なワクチン接種という「包括的」な試みで何とかウイルスの感染拡大に歯止めをかけようとしています。

私たちは当面不自由な生活を余儀なくされますが、こうした政府の取り組みと市民の協力を通じて、少しでも早く状況が改善されることを期待しています。皆様におかれましても引き続き徹底的な感染防止策の励行をお願いいたします。

在モントリオール日本国総領事
伊澤 修