伊澤総領事挨拶 (メールマガジン2月号)
寒い日が続きますが,皆様如何お過ごしでしょうか。
2月19日,ケベック州政府の招待により,ケベック州への公式訪問を行いました。ドワイアン副総督への表敬,パラディ国民議会議長への表敬,主要閣僚への表敬他を行いました。特に,国民議会訪問では,小官が議会2階の傍聴席に座ると,議長が「本日は日本国総領事が国民議会を訪問しています」との紹介がなされ,小官が立ち上がってお辞儀をすると,ルゴー首相を含めて議員全員が起立して拍手し,1分間程の間,スタンディングオベーションを頂きました。このような経験は今までしたことが無かったので,とても感激しました。また,当日は,国民議会にケベック州の旗と共に日本の日の丸が掲揚されました。その写真は,当館のフェイス・ブックに掲載しましたが,青く晴れた空にケベックの旗とともに日の丸がはためいていて,とても美しく,感慨深い光景でした。
今回の訪問では,どなたにお会いしても,どこに行っても,とても温かい歓迎を受けました。また,お会いした副総督や議会議長,閣僚の方々皆様から,日本とケベックの関係発展に向けての強い期待を感じました。今回の訪問を通じて,ケベックの方々が本当に日本に親しみを感じていること,また,日本との関係の発展を希望していることを強く感じました。今回の貴重な経験を踏まえ,気を引き締めて,引き続き日本とケベックとの関係強化に尽力していきたいと思います。
さて,今回のメルマガには,マギル大学医療センターに勤めておられる佐藤医師から,モントリオールの医療事情について寄稿を頂きました。既に何度か触れていますが,日本人が海外に留学し,あるいは勤務する場合に,最大の関心事の一つが医療です。日本の医療制度に馴染んできた日本人にとってケベックの医療制度は馴染みが無く,誤解を招くこともあると思います。そのため,総領事館としては少しでも当地の医療事情について情報を広めようと努力していますが,そのような試みの一環として,今回,寄稿して頂きました。また,自分のケベック公式訪問の際にも,保険省の担当から,ケベックの医療事情について説明を受けましたので,その時に頂いた資料を電子情報として,ホームページの「医療事情」の中に掲載する予定です。
来月は,プリンスエドワードアイランド州への公式訪問が予定されていますので,次回号で,その報告をいたします。
在モントリオール日本国総領事
伊澤 修
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